ヤヨイの小説

心の中で育てたヤヨイの物語です。

ただ「ある」幸せ

苦し紛れの快楽よ

「今だけ」を求めることは

「ダメ」なこと

でも今が楽しけりゃいいじゃん

今が楽しいと思えるような今を過ごせよ

今の快楽のために

未来の不幸を許すなと

そう言われたが

何がどうなって不幸が決まった?

不幸ってなんだ?

不幸せってなんだ?

みんな、幸せでしょ?

みんな幸せ。

 

人は願う。

だから、今が満たされていないと感じる。

それは当たり前。

願える人の方が、素敵だと私は思うよ。

未来に透明な自分を映し出す。

それは、その未来があると信じているあなたがいることの照明

それだけ。

幸せじゃない人なんていない。

みんな幸せ。

 

幸せの定義は、「ある」こと。

ただ、「ある。」

それだけ。

ケイオス

君はきれいだね

何も知らない顔をして

切り刻みたくなる

笑顔のままでいてね

 

湧き上がる感情 間違いだと抹消

かくも正解は 感じた事実根拠

 

あーまたやっちゃった

「ダメなことなんだよ?」

心の中で笑って煽る

黒い天使は美しい

 

説教なんていらないよ

私は正しいあなたも正しい

それでいいでしょう

みんなが正しい矛盾の世界なんだからさ

願わなくたってみんな幸せだよね

「みんなの幸せを願ってる」

「あなたを応援している」

「ずっと味方だから」

「どうか幸せでいてね」

 

私が願わなくたって、実はみんな、

勝手に幸せに生きているんじゃないか。

 

渋谷の街の人混みの中、すれ違う人と人を見て、

みんな、なんか幸せそう、と思った。

 

私が歌う「みんなの幸せを願う言葉」は、

みんなに言っているんじゃなくて、

自分に言っているんだと気づいた。

 

みんなが幸せなのが羨ましくて、

私は幸せと思っていなくて、

綺麗事のようにみんな幸せになってと言うけれど

本当は、

なんでみんなはそんな簡単に幸せそうに見えるの?

どうして私はこんなにも今に満足がいかないの?

まだまだ、まだまだ、全然十分じゃない。

1番満たされていないのは、私。

 

「幸せなみんなへの皮肉と自虐」

それが、私の歌の正体。

 

どうか、私が幸せになってほしい。

救われて欲しい。

「幸せ」に囚われた子供が

救われる日がくるといいな。

救ってくれる人がいたりするのかな。

 

自分で幸せを掴み取らなきゃいけないのは分かってる。

 

そうやって、今、まさに、こうやって、もがいてるんだ。

 

いつか、報われる日がくるといいな。

責任

責任ってなんだろう。

給料の大きさって何で決まるんだろう。

 

給料が高い人は、それだけ責任をもっているということ。

責任を持っているひとが、お金をたくさんもらうべきである。

いくら仕事ができても、責任を持とうとしない人は安い給料でいい。

仕事は、責任だから。

お金をもらっている以上、プロとしてやることはやらなければならない。

責任を持って、仕事をしよう。

後輩と先輩の私

年齢も上

仕事の歴も上

給料も上

 

だから私はこの可愛い後輩に奢るの。

 

でも、この後輩は

私より仕事ができる

私より給料がじきに高くなる

私の方が歴長いのに

 

この後輩は

私のことをなめた態度でかかってくる

私の方が年上なのに

 

上司からは後輩の方が気に入られていて、私のことは嫌いみたいだ。

嫉妬してしまいそうだ。

嫌いになってもいいよね?

それでもこの後輩がかわいいのはなぜだろう。

 

苛立

なんか気に入らない

なんかムカつく

 

あの人は私を

「正直、とても苦手だった」と言った

私もそう

「アイドル気質だよね」

「夢見がちだよね」

「ドリーマーだよね」

とも言った

そうだけど、なんかムカついた

 

私はあの人のことを

「頭が悪いやつ」と思っている

悪いというのは、空気を読めないということ。

自分が折れて、よいしょしようとしないこと。

 

でも私は、そんな頭の悪い彼を、

「羨ましい」と思ってしまったんだ

無意識に自分の評価を気にする私と

周りから常に低い評価を受けながら信念を貫く彼

私には怖くてできない

でも彼はできる

 

 

ああ、なんかムカつく。

 

先先

何が楽しくてこんなことやっているのだろうか

好きなことは何ですか?と聞かれて、

これを答えることはない

それくらいのことだ

好きなこととして人に答えるものは

意外にもあまりやらない

その他のことの方を気付けばしているものだ

これは建前と言うやつか

それとも、本当の好きなことに気がついていないだけ

言葉にできないだけかもしれない

 

きっとこんな毎日が

知らぬ間に過ぎ去って

気がつけばきっと何年もたっているのだろう

その先で私は、まっすぐ立っていられるだろうか

過去を振り返り、生きていられるだろうか

今の自分に絶望しないだろうか

絶望しないよう、今を生きていたい

 

今は絶望まだ行かなくとも、未来から見たら覆せない絶望に進化してしまうから

今何となくやっていることであっても

将来、絶望の種になるかもしれない

「今やるべきことはそれで合っているか?」

今できることは山ほどある。もみまま

その中から私たちは選ばなければならない

今どんな行動をするのかを。

 

それを決める鍵はきっと「好きなこと」ではない。

「これから先もずっとし続けていたいもの」だろう。