ヤヨイの小説、エッセイ(毎日投稿)

心の中で育てたヤヨイの物語です。

2023-01-01から1年間の記事一覧

唯一の償いが、寝ないこと。

やりたくなさ過ぎて、1週間逃避している。 取り返しのつかないとこまで来て、プレッシャーで「寝られない」。 「寝ない」ことがせめてもの努力になっている。 しかし一切手をつけない。 これじゃダメだと分かっていても、やりたくない。 ゴミ人間だ。 やりた…

未来の予言

田舎に行きたい。都会の人たちには余裕がない。田舎で、とても優しい人と出会って、のんびり暮らしたい。 ○わたし目線 私と結ばれる人は、きっと、田舎出身で、この世界のことを何も知らない人で、でも最も大切な「愛」を誰よりも持っている人。親からは愛情…

2023.11.03

言葉を紡げるのなら、どうなったってかまわない。 何もできない何者でもない奴になったって構わない。私が積み重ねて、いつか私が死んだ時に、私の軌跡がそこには残る。気づいたら、隣の女学生2人は帰っていた。そろそろ行きますか、と帰って行った記憶はあ…

外に出て感じたこの世界

外の世界は素敵だね。 風が心地よい。 川が流れているのを見て、この世界はもっと広いんだと、安心する。 車が行き交う様子を見て、私以外にも人が生きているんだと実感する。 外に出るといつも、自分がその場から宙に浮いて移動する様子が頭に浮かぶよ。 自…

無償の愛

無償の愛を与えられる人になりたい。 見返りを求めず 善行をする。 優しさを当たり前と思わず 感謝とお返しをする そういう人になりたいな。

SNSを眺めて、同情し、涙を流した。

いつものソファに寝転がって、スマホを眺める。 インスタとTwitterとYouTubeの往復。 トレンドの話題に引っ張られては、あらゆる人間の感情に同情して涙が出てくる。 どうしてこんなに人間はこうなんだろうと。 みんな幸せになって欲しいだけなのに。 これは…

ヤヨイの介入

その神の子ヤヨイは、東北の地に住む家庭の次女に入ることとなった。 その女は、「らん」という名前で、父子家庭に育つ子供だった。 らんは、父と兄と暮らし、学校では勉強もスポーツも成績優秀で周りからの厚い信頼があった。 らんが高校に進学すると、父と…

私の使命・ヤヨイの使命

本当に生きづらい世の中。 色んな人がいて、みんな正しいはずなのに、多数決でルールが決められる世の中。 じゃあ6割の人が同じ意見だったら、4割は苦しんで生きていかなきゃいけないのかな? そんな場面しか起きなくなるよね。 そんなのおかしい。悲しい。…

見えないラジコン

忍耐力ってなに?がまんって何? 好きな時に好きな人と好きなことだけして、やりたくないことはやらないで、楽しいことだけやっていたい。 それが理想ではないの? そう思うことは「甘え」であり「愚か」なの? なんでがまんしてまで、やりたくないことやっ…

底辺を見た

こんな最下層があるなんて。 底辺はここか。 そう思った。 これは、人間なのか。 機械なのか。 見た目も、作業も同じ。 ただ人間がやっているだけ。 機械がやっても同じこと。 こんなのに、やりがいやら生きがいやら見出せるわけがない。 何が楽しいのか。 …

地球が僕らを見ているが僕は地球を見ている

空は青かった。 街行く人々はみんな空を見上げて、 「今日は空がキレイだね」 と笑顔になる。 青空を見て、自然と笑顔になるのはなぜなんだろう? 雲が気持ちよく風に流れて、太陽が世界を照らして、昼なのに月が見えていた。 世界は今日も、美しかった。 自…

ヤヨイとゲート②

空を飛びながら話す2人。 「ゲート」 「なんですか?」 「もしもこの世界の階層が逆だったら、どうなっていたんだろう?」 「ヤヨイはどう思いますか?」 「うーん、私達が最下層になって、1番な悪者になる、のかな。 、、、でも、下が無ければ上もないでし…

小説メモ18「ヤヨイの3世界」

次の日、ユウが病室に入った時、シエルは1人でいた。 「シエルさん、ヤヨイは?」 「僕が今日来た時にはいなかったよ。こっちの世界に戻ってきてから、ヤヨイの行動が掴めないね。何を思いどこで何をしているんだろうね。君は何か聞いているかい?」 「いえ…

心の傷が癒える時間

愛が生まれた日。 丸一日、外にも出ず、人と話さず、 本を読み、ご飯を食べ、YouTubeを見た日。 今日1日で何度泣いたことか。 感動、家族、幸せ、愛の動画を見て、嗚咽しながら咽び泣いた、 この溢れ出る涙は何なのか、泣きながら考えても分からない。 別に…

命を選んだ断片の記憶

私が大切にしたい人。 アイか、ウミか。 私が選ぶのは、「ウミ」だった。 アイを指差す私。 アイは、左腕を押さえながら小鹿のように内股で立っていて、その目が見開いた。私を見つめて。 驚いていた。信じられないという目で。 私は無表情だった。感情など…

日越しの狭間で朝日を想う

時計の針の音を聞きながら、雨の音を聞く。 リズムが整うなんてことはなく、同じように頭の中もぐちゃぐちゃだ。 夜はこれだから嫌だ。 最近は、朝日が昇るのも遅くなって、暗い時間が長い。 朝日が昇ってくると眠りにくくなるのでそれで別にいいのだが。 思…

ヤヨイとゲート①

「ヤヨイ、入りますよ」 ガチャ 「失礼します」 「誰も入れないでといったはず」 「そうですね」 何も気に留めない、いつも通り余裕の顔をしてこちらに近いてくる。その表情はいつも少し微笑んでいるような余裕がみえる。 「ヤヨイ、今日はどこに行っていた…

部屋に1人

聞いて欲しいんだ。 私の気持ちを。なぜあなたがここにいるかは分からないが、あなたを幸せにしたいという気持ちが私にはあるのだ。 あなたがこれまでどう生きてきて、何を考え、何に悩み、そして何に希望を持って今生きているのか。 私には分からない。 私…

虚無の幸せ

誰かと繋がりたい。生産性の無い日々。これがとても幸せに感じる。反対に、空っぽなような、虚無感もある。ただ、生きているだけ。心臓が動いているだけ。何をしたいとも思わない。ただ何のストレスもなく、生きていられる幸せをただ感じている。人と繋がっ…

気づいてしまった、気づかないようにしていた

あなたはずっとこちらを向いていたんだね。 気づいていた。 でも、気づかないようにしていた。 あなたに嫌われたくなくて。 あなたに憧れられる存在でいたくて。 意地を張っていたんだね。 あなたのくれる愛は、私にとっては苦しいものだった。 愛を拒絶して…

檻の中にいる私は今日も眠れない

なぜ今私はここにいるのだろう? 檻が目の前に見える。 出ることはできない。 なんて、狭苦しい場所なのだろう。 なぜここに閉じ込められたのだろう。 私は、被害者、、、なのか、? 自分で選んだ道のはずだ。 だが、まるで運命が決まっていたかのような、 …

小説メモ17「ヤヨイの3世界」

ユウとカナエがヤヨイを探している時、突然叫び声が聞こえた 「!!」 叫び声の方を向き、そして顔を見合わせて、「急ぐぞ!」というユウの言葉と共に走り出す。 叫び声の元に辿り着くと、そこには頭を抱えて座り込み、何かを振り払うように頭を振りながら苦…

読み切り小説:「海に入りたい。」彼岸の者より

死後の世界では、 生前の人生が、履歴書になる 見えたのは、海 波に攫われないように。 どうせみんな行き着く場所。 砂浜に流れつく。 だからできるだけ耐えて。耐えて耐えて耐えて。 波に呑まれても、揉まれても、自由が効かなくても、できるだけ耐えて耐え…

小説メモ16「ヤヨイの3世界」

この日は、 ヤヨイ・ユウ・カナエ、 カイ・ネルケ・リン・ガル で行動し、霧雨が降っていた。 「ヤヨイ、もっと俺たちを頼ってくれ」 「これは私の問題だよ。ユウ達を危険な目に合わせる気はない。」 ヤヨイは1人森の奥へと進んでいく。 ユウは地面を見つめ…

小説メモ15「ヤヨイの3世界」

「ヤヨイ、入るよ」 ガチャ。ヤヨイが振り返る。 「おはよう。上庭に戻ってきてから調子はどうだい?」 「ふつうだよ。シエ、何しにきたの?」 「そんな大した用じゃないよ。ヤヨイ、今日はどこに行くつもりだい?」 「、、、」 「ヤヨイのことだから、今日…

小説メモ14「ヤヨイの3世界」

「カイさま、ヤヨイさまがお呼びになっておられます。ヤヨイさまの自室までご案内いたしますので、来ていただけませんでしょうか?」 稽古の後、自室に戻ろうとしたカイに、城の者がそう告げた。 「ヤヨイが?、、はい。」 戸惑いながらも、城の者の後ろをつ…

小説メモ13「ヤヨイの3世界」

「ヤ、ヤヨイ、、。」 スタスタと歩き続けるヤヨイに思わず声をかける。 さっきまで見つめられていた戦士隊が見えなくなってから少ししたところ、カイが声をかけたところでヤヨイは足を止めた。 「なに?」 「どうしてここに?」 「シエから聞いた。カイがユ…

小説メモ12「ヤヨイの3世界」

次の日も、カイはシエルの元を訪れた。 「おはようございます、シエルさん」 「おはよう、カイくん。今日は君に、あってもらいたい人がいるんだ。」 「会ってもらいたい人、ですか」 「そう。君は昨日、戦う決断をしてくれたよね」 「はい」 「だから、今日…

8/23の夢「最強の女」

あとは退散するだけ。 2人の仲間と共に部屋を出ようと振り返ると、 3人の女が入ってきた。 最悪だ。 3人の女はニヤニヤしながらこちらを見て、近づいてくる。 こいつらは、「最強」と呼ばれる奴らだ。 逃げないとまずい。でも、なぜかその場から動くことはで…

「病に侵された私は」

誰にも入る余地はない。 でも、誰かに話しかけてほしい。 どうすることもできなかったとしても、 ただ私のそばにいてほしい。 ただそこにいるだけでいい。 何もしなくて良いから。 私を1人にしないで。 この病と私の2人っきりにしないで。 「辛そうだね」 …