ヤヨイの小説、エッセイ(毎日投稿)

心の中で育てたヤヨイの物語です。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

無償の愛

無償の愛を与えられる人になりたい。 見返りを求めず 善行をする。 優しさを当たり前と思わず 感謝とお返しをする そういう人になりたいな。

SNSを眺めて、同情し、涙を流した。

いつものソファに寝転がって、スマホを眺める。 インスタとTwitterとYouTubeの往復。 トレンドの話題に引っ張られては、あらゆる人間の感情に同情して涙が出てくる。 どうしてこんなに人間はこうなんだろうと。 みんな幸せになって欲しいだけなのに。 これは…

ヤヨイの介入

その神の子ヤヨイは、東北の地に住む家庭の次女に入ることとなった。 その女は、「らん」という名前で、父子家庭に育つ子供だった。 らんは、父と兄と暮らし、学校では勉強もスポーツも成績優秀で周りからの厚い信頼があった。 らんが高校に進学すると、父と…

私の使命・ヤヨイの使命

本当に生きづらい世の中。 色んな人がいて、みんな正しいはずなのに、多数決でルールが決められる世の中。 じゃあ6割の人が同じ意見だったら、4割は苦しんで生きていかなきゃいけないのかな? そんな場面しか起きなくなるよね。 そんなのおかしい。悲しい。…

見えないラジコン

忍耐力ってなに?がまんって何? 好きな時に好きな人と好きなことだけして、やりたくないことはやらないで、楽しいことだけやっていたい。 それが理想ではないの? そう思うことは「甘え」であり「愚か」なの? なんでがまんしてまで、やりたくないことやっ…

底辺を見た

こんな最下層があるなんて。 底辺はここか。 そう思った。 これは、人間なのか。 機械なのか。 見た目も、作業も同じ。 ただ人間がやっているだけ。 機械がやっても同じこと。 こんなのに、やりがいやら生きがいやら見出せるわけがない。 何が楽しいのか。 …

地球が僕らを見ているが僕は地球を見ている

空は青かった。 街行く人々はみんな空を見上げて、 「今日は空がキレイだね」 と笑顔になる。 青空を見て、自然と笑顔になるのはなぜなんだろう? 雲が気持ちよく風に流れて、太陽が世界を照らして、昼なのに月が見えていた。 世界は今日も、美しかった。 自…

ヤヨイとゲート②

空を飛びながら話す2人。 「ゲート」 「なんですか?」 「もしもこの世界の階層が逆だったら、どうなっていたんだろう?」 「ヤヨイはどう思いますか?」 「うーん、私達が最下層になって、1番な悪者になる、のかな。 、、、でも、下が無ければ上もないでし…

小説メモ18「ヤヨイの3世界」

次の日、ユウが病室に入った時、シエルは1人でいた。 「シエルさん、ヤヨイは?」 「僕が今日来た時にはいなかったよ。こっちの世界に戻ってきてから、ヤヨイの行動が掴めないね。何を思いどこで何をしているんだろうね。君は何か聞いているかい?」 「いえ…

心の傷が癒える時間

愛が生まれた日。 丸一日、外にも出ず、人と話さず、 本を読み、ご飯を食べ、YouTubeを見た日。 今日1日で何度泣いたことか。 感動、家族、幸せ、愛の動画を見て、嗚咽しながら咽び泣いた、 この溢れ出る涙は何なのか、泣きながら考えても分からない。 別に…

命を選んだ断片の記憶

私が大切にしたい人。 アイか、ウミか。 私が選ぶのは、「ウミ」だった。 アイを指差す私。 アイは、左腕を押さえながら小鹿のように内股で立っていて、その目が見開いた。私を見つめて。 驚いていた。信じられないという目で。 私は無表情だった。感情など…

日越しの狭間で朝日を想う

時計の針の音を聞きながら、雨の音を聞く。 リズムが整うなんてことはなく、同じように頭の中もぐちゃぐちゃだ。 夜はこれだから嫌だ。 最近は、朝日が昇るのも遅くなって、暗い時間が長い。 朝日が昇ってくると眠りにくくなるのでそれで別にいいのだが。 思…

ヤヨイとゲート①

「ヤヨイ、入りますよ」 ガチャ 「失礼します」 「誰も入れないでといったはず」 「そうですね」 何も気に留めない、いつも通り余裕の顔をしてこちらに近いてくる。その表情はいつも少し微笑んでいるような余裕がみえる。 「ヤヨイ、今日はどこに行っていた…

部屋に1人

聞いて欲しいんだ。 私の気持ちを。なぜあなたがここにいるかは分からないが、あなたを幸せにしたいという気持ちが私にはあるのだ。 あなたがこれまでどう生きてきて、何を考え、何に悩み、そして何に希望を持って今生きているのか。 私には分からない。 私…

虚無の幸せ

誰かと繋がりたい。生産性の無い日々。これがとても幸せに感じる。反対に、空っぽなような、虚無感もある。ただ、生きているだけ。心臓が動いているだけ。何をしたいとも思わない。ただ何のストレスもなく、生きていられる幸せをただ感じている。人と繋がっ…