あとは退散するだけ。
2人の仲間と共に部屋を出ようと振り返ると、
3人の女が入ってきた。
最悪だ。
3人の女はニヤニヤしながらこちらを見て、近づいてくる。
こいつらは、「最強」と呼ばれる奴らだ。
逃げないとまずい。でも、なぜかその場から動くことはできなかった。
私たちの前に女達が立ちはだかった。
戦うしかない。
だがその私を見る余裕そうな笑み、
感じられる圧力の強さに
勝てる気がしなかった。
そこからはよく覚えていない。
なぜか、私の仲間2人は逃げられて、私1人だけがボコボコにされた。女達も最初から私しか見ていなかった気さえする。
気絶していたのだろうか。
目が覚めると、
みんなが仲良く遊んでいた。
なぜかは分からない。
私だけのトラウマ。
もう誰も傷つかなくて済む、そう思い泣いた。
行こうよ!
声をかけられた私は歩き出す。
おわったんだ。