蘭の花言葉

誰かの話。小説、詩、言葉。

気づいてしまった、気づかないようにしていた

あなたはずっとこちらを向いていたんだね。

 

気づいていた。

でも、気づかないようにしていた。

 

あなたに嫌われたくなくて。

あなたに憧れられる存在でいたくて。

意地を張っていたんだね。

 

あなたのくれる愛は、私にとっては苦しいものだった。

愛を拒絶してしまう私には、あなたからの愛を受け取ることはできなかった。

そうやって、逃げていた。

まっすぐに私を見つめるあなたのその本気さを、

私はからかった。嘲笑ってすらいた。

そうやって、自分を見てくれる人を傷つけて、

自分がそれ以上傷つかないように守って。

 

私は成長しないんだね。

でも気づけているだけマシだよ。

私を見てくれる人を、大事にしたい。

カッコ悪いところ、ダサいところを見ても、引かないかな?

恐怖は、期待しているからするもの。

私はあなたに、期待している。

離れないで欲しいと。

とてもワガママな私の自分勝手を、あなたは受け入れてくれるだろうか?

受け入れられるような努力を、私もしなければいけない。

 

私は、もっとあなたに、自分に、向き合わなければいけない。

 

逃げないで。目を逸らさないで。

信じるとは、相手を丸ごと受け入れること。

裏切られるとは、期待していた相手と違うエゴによる不都合を他責にしていること。

 

私は、大事にしたい。

私を大事にしてくれる人を、大事にしたい。

それが、1番私が幸せになれる方法。

人と関わって、自分を見つけてもらうの。

そして私は、自分ができる限りの人助けができたらいいな。

私にできることなら、何でも、誰かのためになるようなことを。

 

みんなが幸せで生きられたらいいな。

自分も幸せになれたらいいな。

 

明日もまた、自分の道を歩いていく。