ヤヨイの小説、エッセイ(毎日投稿)

心の中で育てたヤヨイの物語です。

ヤヨイとゲート②

空を飛びながら話す2人。

 

「ゲート」

「なんですか?」

「もしもこの世界の階層が逆だったら、どうなっていたんだろう?」

「ヤヨイはどう思いますか?」

「うーん、私達が最下層になって、1番な悪者になる、のかな。

、、、でも、下が無ければ上もないでしょ?もし、下の層がなくなったら、元々上だった層が争って、上下を作り始める。」

「では、今我々がしていることも、間違いの可能性がでてきますね。」

「うん。私達はなんで戦っているんだろう。ゲートはどう思う?」

「ヤヨイはどう思うのですか?」

「守るため、かな。自分の傷つけられたくないものを守るため。結局は、エゴだよね。ゲートはどう思うの?」

「私もヤヨイと同意見です。それぞれが守りたいものを守るために争い、戦う。正義と悪は表裏一体、見方によってはヒーローにもダークヒーローにもなり得る。真の「公平」は神だけが司るものです。」

 

「もしも、世界がもっともっと広くて、階層が幾重にもあったとしても、神様が公平にしてくれるのかな?」

「どう思うのですか?」

「なんで、神様だけが絶対的な位置にいるんだろう。階層が増えたり、逆さまになったとしら、神の世界もひっくり返ったりしたらいいのに。1番の不平等は、神様だよ」