蘭の花言葉

誰かの話。小説、詩、言葉。

この世からお金の概念が消えたなら

この世からお金の概念が消えたなら

人は「思いやり」で動く。

そんな社会になると思う。

 

秩序がなくなる?

いやいや、金で作られた秩序なんて

「精神の機械化」でしょ。

 

金のために働く、金のために動く。

金のために考える。金のために耐える。

 

私にはこの世界が、とてもおかしいものに見えるよ。

 

人は、金なんかなくても、動けるよ。

 

ものを落としたら拾ってくれて、受け取ったら「ありがとう」という。

頑張っている人には飲み物を差し入れして、もらったら「ありがとう」という。

「ありがとう」を言われた人は、もっともっと人を助けるし、「ありがとう」と言った人は、今度は人を助けようと動く。

 

「思いやりと感謝の世界」

 

空想かもしれない。妄想かもしれない。

反社会的思考かもしれない。

でも、そう思ってしまうほどに、みんなお金のために生きている。それで幸せならいいのかもしれないけど、私には少なくとも、そうやって生きることは幸せではないし、

みんなの、

「本当は」お金のことなんか考えずに生きたい。

「本当は」もっと自由に生きたい。

という不完全な思いに応えたい。

 

みんながみんな、思いやりで過ごせる世界になってほしい。

それが実現可能か不可能か考える前に、考えて欲しい。

もしもそんな世界があったなら、そこで暮らしている人はどれだけ幸せだろうか。

みんな笑って、笑って、笑っているはずだ。