ああ言われるとこう言う。
何か言うと、「いや〜でしょ笑」構文。
嫌な記憶を思い出す。
頭が痛くなる。
私の言葉は全て否定された。
何も誰の心にも通らなかった。
口の前に出した瞬間、軽く吹き飛ばされた。
だから私はあの時、言葉を封じた。
何も言わなかった。
思うだけ思って、口を閉ざした。
どうせ、何を言っても無駄だと。
時が経ち、あの人と距離をとった。
言葉を口に出さない日々も続いてた。
その結果、自分の気持ちが分からなくなった。
何を考えているのか、何を人に言いたいのか、自分が分からなくなってしまった。
そして人になにかを伝えようとする時、涙が溢れて、言葉が思うように出てこなくなった。
いつから僕は、こんなに何も考えていない人間になってしまったのだろう。