言葉を紡げるのなら、どうなったってかまわない。
何もできない何者でもない奴になったって構わない。
私が積み重ねて、いつか私が死んだ時に、私の軌跡がそこには残る。
気づいたら、隣の女学生2人は帰っていた。そろそろ行きますか、と帰って行った記憶はある。
そっか。
止まることのない思考。これが私の生きた証。
私の物書きを邪魔する生活は、望まないことではあれど、無駄ではないのだろう。
私は席を移動しなかった。
隣に座る席を一つ減らしたくなかったから。
私の心に、結び目がある、
私と、ヤヨイの結び目が、
急に寒くなって、集中できなくなった。
残りは家で読もう。