蘭の花言葉

誰かの話。小説、詩、言葉。

「私」

私ってなんだろう。

なんで今、ここで、こんなことしてんだろう。

いつから始まった。

なぜ始まった。

 

気づいたら、ここにいた。

 

気づいたら、この場所にいて、こんなことしてた。

 

別になりたくてなったわけじゃない。

きっと何かに突き動かされた。

社会的な役割があるのだろう。きっと。

 

社会的役割をまっとうし役目を果たせと、

どこからかそんな声が聞こえるような気がする。

 

私はその声に、

「しらねーよそんなもん」

と言う。

 

だから私はこんなにも。

この場所では生きづらい。

 

私は、自分が何をしたいのか分からない。

聞こえた声に背いて、

誰の声にも従わず生きていく。